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ヘリオセントリック占星術

目次
ヘリオセントリック占星術とは…
ヘリオセントリック占星術の世界観
ヘリオセントリック占星術の特徴
地球星座とは
ヘリオセントリック占星術の本
おまけ ~瞑想してゲットした情報~

 

ヘリオセントリック占星術とは…

まず、「ヘリオセントリック」とは…ヘリオ(helio)=太陽、セントリック(centric)=中心、
これらを合わせて、ヘリオセントリック(heliocentric)=太陽中心、という意味です。
つまり、ヘリオセントリック占星術とは「太陽中心の占星術」という意味になります。

~余談①~
ヘリオセントリックの「ヘリオ」は、古代ギリシャ語の「hḗlios」(ヘリオス)の結合形です。(
Weblio 辞書  helioの意味・解説 より)
古代ギリシャ語のヘリオスは「太陽」という意味になります。
このヘリオス…古代ギリシャでは太陽神でした。
光明神アポロンの信仰が広まるにつれて、太陽神ヘリオスと光明神アポロンが同一視されて、太陽神アポロンが広く知れ渡るようになりました。
(
星座の神話 定説検査(2) 太陽神アポロンとヘリオスの関係 、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ヘーリオス より)


「太陽」を中心にして、太陽系の惑星を読んでいく占星術のため、
太陽がホロスコープの中心になります。
「地球」も天空を巡る惑星の一つに数えていることから、ヘリオセントリック占星術は「地動説の占星術」とも呼ばれます。

~余談②~
一般的に「西洋占星術」と呼ばれている「伝統的占星術」や「現代占星術」は、
地球(生まれた土地や現在地、地上)を中心にして、太陽を含む天体を読みます。
そのため、ホロスコープの中心は地球です。
地球から見た太陽や惑星を読むので、「ジオセントリック占星術」や「天動説の占星術」とも呼ばれます。
 ※ジオ(
geo)=地球、セントリック(centric)=中心、これらを合わせて、ジオセントリック(geocentric)=地球中心、という意味です。


ヘリオセントリック占星術では、太陽系の惑星を重視しており、それぞれの惑星の衛星は読みません。
(地球の衛星である「月」も読みません)

ホロスコープの中心が太陽になることで、地球に近い惑星の星座が、伝統的占星術や現代占星術とは異なることがあります。
地球から遠いトランスサタニアン(天王星、海王星、冥王星:土星を越えた(星)、という意味)は、あまり位置が変わることはありません。
伝統的占星術や現代占星術で、どうしても受け入れ難い星がある場合、
ヘリオセントリック的な切り口で解釈すると、発想や視野が変わって、腑に落ちるかもしれません。

太陽を中心に、宇宙のありのまま、素直に惑星の配置・動き・関係を読みます。
(そのため「逆行」がありません)

また、伝統的占星術や現代占星術で、ネガティブな解釈をされる天体や角度は、太陽の視点から見ると、それぞれ個性や役割の在り方になります。
したがって、「良くない」とされる組み合わせや角度がないため、「吉」「凶」という概念がありません。

太陽の視点から太陽系全体を見るので、視野がとても広いです。
現代占星術(ジオセントリック)は、太陽=「自分(の意識)」として解釈しますが、
ヘリオセントリック占星術は、太陽系(太陽~冥王星)=「自分そのもの」として解釈します。
そのため、ヘリオセントリック占星術は、

 ・大きな視点から「自分の軸を作る」
 ・「自分の人生を生きる」ことを知る

ということに適しており、概念的なもの・魂の目的や人生のテーマを読むことができます。
しかし、地球の詳細は分からないため、具体的な時期・人間関係や恋愛相性・物事の吉凶など、地球上の現実的なことを読み解くことはできません。

つまり、ヘリオセントリックに軸を置くと、
世間や周囲の出来事から適度な距離を取ることができるようになるので、
外部の影響を受けにくくなり、本来の自分を取り戻して創造的に生きることが可能になります。


 

ヘリオセントリック占星術の世界観

まず、「わたしの運命が分かる地球星座占い」(著:松村潔 角川書店)で紹介されている世界観の中から、3つ紹介します。

「太陽と地球の間に7段の階段がある」という世界観。

 ・太陽から地球に降りる…4段
 ・地球から太陽へ上がる…3段

占星術に置き換えると、

 ・ヘリオセントリック占星術…4段
 ・伝統的占星術や現代占星術…3段

両方の占星術を使えると、それぞれ行き来が出来るようになり、太陽の創造的な光が地上に届くそうです。

「太陽系を旅する魂」という世界観。
ヘリオセントリック占星術は、太陽から惑星への流れ、惑星の関わりを見てから、それぞれの惑星を解釈していきます。
この性質やプロセスを、ピュタゴラスの理論を元に説明されています。

 1.太陽(意志)
 2.水星(方向性の模索)
 3.金星(喜びと楽しみを決定)
 4.地球(具体的な場に定着)
 5.火星(冒険する)
 6.木星(多様性を生み出す)
 7.土星(明確な成果を得る)
 8.天王星(独立・凝縮させる)
 9.海王星(さらなる旅に出発)
 10.冥王星(門から太陽系の外へ)

「天から降りてくるものを感覚で受ける」という世界観。
ルドルフ・シュタイナーの定義によると、12の感覚は12星座に対応するそうです。

  牡羊座…自我感覚   天秤座…触覚
  牡牛座…思考感覚   蠍座…生命感覚
  双子座…言語感覚   射手座…運動感覚
  蟹座…聴覚      山羊座…均衡感覚
  獅子座…熱感覚    水瓶座…嗅覚
  乙女座…視覚     魚座…味覚

実際に「見える」・「聞こえる」というものではなく、
天から力やメッセージを受け取るときに、「最初に反応する感覚」「キャッチするのが得意な感覚」となります。


以上の世界観から、
ヘリオセントリック占星術では、天から降りてきたものを感覚で受けとめていくように解釈します。
感じたまま、ありのまま、素直に読んでいくことが大切です。
従って、伝統的占星術や現代占星術の星座や角度の意味をそのまま当てはめない、ということに注意しましょう。

「ヘリオセントリック占星術」の天から地上を見下ろす視点と、
「ジオセントリック占星術」(伝統的占星術や現代占星術)の地上から天を見上げる視点、
この両方の視点が合わさると、自分を大きな視点から把握し、現実と適切な距離を保ちながら自律的に生きることができます。

 

ヘリオセントリック占星術の特徴

  • ホロスコープ(命盤)の中心:太陽
  • 長所:世界レベル~個人レベルまで範囲は広め。魂の目的、人生のテーマなど、概念的で大きなテーマを扱える。
  • 短所:細やかな時期読み、人間関係や恋愛相性、現実に即した物事の吉凶を見ることができない。
  • 意味を解釈する惑星:水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星
  • 各惑星の衛星:解釈しない。地球の衛星である「月」も見ない。
  • 惑星の意味:従来の占星術(天動説の占星術:伝統的占星術・現代占星術)とは、少し異なる。
  • 星座の意味:従来の占星術(天動説の占星術:伝統的占星術・現代占星術)とは、少し異なる。
  • 解釈に用いる:地球・角度(アスペクト)・星座・ザビアンシンボル
  • 解釈に用いない:太陽・月・惑星逆行・吉凶判断
  • その他①:太陽系と魂の創造性を解釈するため、理論や理屈ではなく、感覚で受けとめることが重要になる。
  • その他②:ホロスコープの中心が太陽になるため、伝統的占星術や現代占星術とは、星の配置が異なることがある。
  • その他③:ジオセントリック占星術のハウスシステムをそのまま適用することはできない。
     (「ハウス」…(地球を中心に見て)人が生まれたときの太陽の位置を基準に、ホロスコープを12の部屋に分けたもの。それぞれの部屋ごとに特徴(性質)がある)

 

地球星座とは

ヘリオセントリックは太陽中心で見るので、自分の誕生日の星座を見る場合、
太陽から見て、地球があるところの星座が、自分の星座になります。

ジオセントリック占星術(伝統的占星術や現代占星術)は、地球中心で宇宙を見るので、
地球から見て、太陽があるところの星座が、自分の星座です。

例えば、2022/11/9が誕生日だとすると…。
地球から太陽を見ると「蠍座」にあるので、太陽星座は蠍座です。いわゆる「蠍座生まれ」です。
ヘリオセントリックは太陽が中心なので、太陽から地球を見ます。
すると、地球は「牡牛座」の方角にあります。なので、地球星座は「牡牛座」です。

 地球星座と太陽星座の例.png heliocentric占星術

牡羊座生まれ→地球星座:天秤座 天秤座生まれ→地球星座:牡羊座
牡牛座生まれ→地球星座:蠍座 蠍座生まれ→地球星座:牡牛座
双子座生まれ→地球星座:射手座 射手座生まれ→地球星座:双子座
蟹座生まれ→地球星座:山羊座 山羊座生まれ→地球星座:蟹座
獅子座生まれ→地球星座:水瓶座 水瓶座生まれ→地球星座:獅子座
乙女座生まれ→地球星座:魚座 魚座生まれ→地球星座:乙女座

こんな風に、自分の太陽星座の反対側(真正面側?)の星座が、地球星座になります。

地球星座の主な特徴 ←
「地球星座の要素が多い」と感じる人は、ヘリオセントリックの方が合い、
「生まれた星座の要素が多い」と感じる人は、伝統的占星術や現代占星術が合うでしょう。

 

ヘリオセントリック占星術の本

2023年1月現在、国内にほとんどなく、分かりやすいと評判の本は絶版です。(リンク先は出版社)

「わたしの運命がわかる地球星座占い」
地球星座占い.png

地味な表紙で、タイトルに「ヘリオセントリック」の文字もありませんが、中身はしっかりヘリオセントリックです。
専門的な用語の分かりやすい解説(イラスト付き)が小さく載っていて、ヘリオセントリック的解釈の惑星(水星~土星)の意味が星座別に載っています。
天王星~冥王星については、現代占星術/伝統的占星術と同じ位置のため、省略されています。
ピュタゴラスの理論を元に、太陽から惑星へ移るプロセス・天体の性質を少しだけ説明されています。
1ページのコラムで、地球星座の相性をそれぞれの角度から読み解く方法、巻末では地球星座を起点にしたハウスの読み方を紹介されています。
個人や社会の出来事を読み解くには、角度(アスペクト)などを見ますが、それについては何もまとめられていません。
(現代占星術/伝統的占星術の技術を(ある程度)流用する&本の内容がやや初心者向けのため、省略されたかも…?)
ヘリオセントリックの基本を知るのに最適で、「ヘリオセントリック占星術」よりもずっと分かりやすい、とても良い本です。
(何故、これが絶版になってしまったのやら…(´;ω;`)  近い未来で再販されますように☆彡)

「ヘリオセントリック占星術」
内容が専門的で難しいですが、書店や通販で購入可能です。
 (Amazonでレビューと詳細を見たい方はこちら)
 

 

おまけ ~瞑想してゲットした情報~

太陽の視点で見ると、それぞれの惑星に意味はないようですが、
地球で生きる存在の集合意識が星を彩って、様々な事象に意味づけを行い、それが発展して、意味づけから事象を導くような、
循環に似ていて循環では無いという、複雑な繋がりができているようです。
地球だけの特殊なフィールド(場)ができている、とも解釈できます。
地球は多様な命に満ちた大切な星なので、太陽系の皆に可愛がられていて、とくに木星が守ってくれているそうです。
みんな、太陽系という船に乗っている、宇宙の旅人です。