あなたらしくハッピーになる物語を占います

YouTube TikTok radiotalk アメブロのミラーブログ

ルノルマンカードの大まかな歴史

最近、注目度が上がってきた「ルノルマンカード」について♪
正確には、「プチ・ルノルマンカード」と呼びます。

「プチ・ルノルマンカード」の原形は、1800年頃、ドイツのヨハン・カスパー・ヘヒテルが考案した「希望のゲーム」というカードゲームと言われています。

「プチ・ルノルマンカード」の誕生は19世紀半ば。
フランスの有名な占い師ルノルマン女史の名前を借りたカードです。
ルノルマン女史は、自分の本の中で、当時の有名人を多く占ったと書いているそうです。
多くの占術を使いこなす人気占い師でした。

ルノルマン女史は晩年、トランプやタロットなどからヒントを得て、オリジナルカードの作成にとりかかりますが、残念ながら、死後、そのカードが発売されました。
(このカードは「大ルノルマンカード」と呼ばれます)

その後、このカードを真似て、ヨーロッパの他国から「プチ・ルノルマン」が発売されました。
「プチ・ルノルマンカード」は、当時人気だった「ピケ」という戦術的なトランプゲームができるよう、カードにトランプの絵札も描かれました。

ルノルマンカード

(トランプ占いの意味と、プチ・ルノルマンカードの意味は別物です。
例えば、トランプ占いの「スペード10」の意味は、タロットの「ソード10」と同じく、「悲しみ」のカードです。
ところが、ルノルマンで「スペード10」が描かれているカードは「船」。「旅立ち」を示す明るいカードです)

この「プチ・ルノルマンカード」がヨーロッパで人気となり、今もメジャーな占いの1つとして扱われています。
海外では、研究が進み、様々な流派があります。

今、とくに日本では「ルノルマン」と言えば、「プチ・ルノルマンカード」を使った占いを示すようになりました。

日本では、長い間あまり知られておらず、「ジプシー占い」として取り上げられたり、「トランプ占い」の一つとして扱われたりしていました。
以前からルノルマン占いに精通されている方は、海外で学んだり、独自に翻訳して研究されたりした方がほとんどです。

ところが、ここ数年間で一気に盛り上がってきました。
2011年に【セレブ御用達 運命を予言する36枚の真実「ルノルマンカード」】が、有料占いに登場したのが大きいと思います。

また、2014年8月、鏡リュウジさんの「秘密のルノルマン・オラクル」が出版されました。
カードと解説書のセットで、プチ・ルノルマンカード占いについてのみ扱われている本は、まだ数が少ないです。

これから、様々な出版社や著者から、新しいデッキや解説書がたくさん出版されるでしょう(´∀`*)

ルノルマンカード(フレンチジオマンシー)

参考文献
「タロット&ジプシー占い」 アレクサンドリア木星王
「秘法☆カード占い入門」 木星王
「大人のためのトランプ占い入門」 寺田祐
「秘密のルノルマン・オラクル」 鏡リュウジ
「ラーニング・ルノルマン」 マーカス・カッツ、ダリ・グッドウィン著、伊泉龍一、七海くらら、田中美和子訳

Noteに戻る